シネマ鑑賞 桜木紫乃

鬼滅の刃が流行の今日この頃ですが、先月桜木紫乃さん(直木賞作家)原作のホテルローヤルをイオンシネマで見てきました。NHKのあさイチに桜木さんの特集があって、ナンカよいなあと思ってファンになっています。インタビューの中で、逃げても良いんだよ、生き延びるために逃げるのはいいんだよ、と言っていたように思う。逃げちゃだめだっていう人が多い中でなんか好いですね。

桜木紫乃さん

 さて、車でシネマまで行きましたが途中、カーラジオから聞こえるビートルズのインマイライフという曲が印象に残りました。日本語の翻訳が気になるので、何か良いのがあったら教えてくださいね。12月8日はjohn-lennonジョン・レノンの命日だそうです。上演時間が迫っているのでつい、車を飛ばしました。

イオンシネマ宇多津へドライブ

 何とか間に合いましたが、久し振りのチケット購入マシンの操作に少し手間取った!とにかく指定のシアターに直行。室内は暗く、恐る恐る手探りで歩いて席を探しました。席についてしばらくしている内にだんだん目が慣れてきて、周りが見えてきます。一人で来ている感じの人が多かったかな。

「ホテルローヤル」上映

 映画が始まります。主役は、朝ドラヒロイン俳優の波瑠さん、ほかには松山ケンイチさん、安田顕さん等が出演しています。北海道は釧路でラブホテルを経営している両親の娘役を波瑠さんが演じています。美大受験に失敗して、入学できなくなった波瑠さんが、ラブホテルの経営に参加して、主な働き手になってゆきます。そんな生活の中で、いろんな人生の重荷を背負った人たちが、非日常空間を求めてラブホテルで繰り広げる事件や出来事が進んでゆきます。

 順調にホテル経営が進んでゆくのかな、と思っていたら、女子高生と教師のカップルが事件を起こして、経営が行きづまっていくといった展開でした。大都会の描写は全くなくて、北海道の自然に包まれた釧路湿原での物語の展開ですが、何か人生の悲哀のようなものを感じたのは私だけでしょうか?

映画の感想など

 この物語が実話であったら、このホテルが倒産した後の主人公の生活の物語が気になりました。更に言うと、主人公が桜木さんで、その実体験なのかなあ?だとしたらどのようにして文筆の世界へ入って行くのかなあ、興味がありますねえ。その後文学賞の新人賞を取った後も、何年も鳴かず飛ばずだったらしいけど、よく頑張れるものですねえ、感心します。

読書も楽しみ

ホテル・ローヤルの文庫本は買いましたが、まだ全くと言ってよいほど読書が進みません。毎日まいにち、走り走りの生活で、落ち着いて読書に集中する時間が持てないのです。その点、映画やビデオだと特別集中力を発揮しなくても自然に作品の中に入って行けるのは便利です。でも、読書に集中できた時の良さも格別なものが在ります。読書の中により主体的にのめりこんで、自分の見たいものを探しに行っている感じですかねえ。まあ、読書についてはその魅力を思い出して、時間を作っていきたいですね、これからもずっと。